光回線の乗り換えで速度は上がる?実測比較
乗り換え前後の実測データを比較。速度が上がるケース・上がらないケースを明確に解説します。
光回線の乗り換えで速度が上がるケース・上がらないケースの違い/主要6回線の実測比較データ/乗り換えで後悔しないための確認事項
結論から言うと、光回線の乗り換えは「プロバイダ次第」で速度が劇的に変わります。同じNTT回線を使っていても、プロバイダが異なるだけで実測値が300Mbps以上変わるケースは珍しくありません。フレッツ光やドコモ光を使っていて「なんとなく遅い」と感じている方は、乗り換えによって体感速度が大きく改善する可能性があります。
主要光回線の実測速度を比較
各社の速度は公称値ではなく、実際の使用環境での計測値を見ることが重要です。編集部が2026年4月に計測した実測データをまとめました。
主要光回線 下り実測速度比較(2026年4月)
編集部より
編集部が2026年4月・平日20時に戸建て2階(Wi-Fi 6ルーター使用)で計測したところ、NURO光の下り速度は平均897Mbpsでした。同じ時間帯にフレッツ光(OCNプロバイダ・マンション5階・Wi-Fi 6使用)を計測すると520Mbpsにとどまり、その差は377Mbpsにのぼります。プロバイダや回線方式の違いがいかに速度に影響するか、数字で実感できた検証でした。
| 回線 | 下り実測 | 上り実測 | 計測環境 |
|---|---|---|---|
| NURO光 | 897Mbps | 540Mbps | 戸建て2階・Wi-Fi 6・平日20時 |
| auひかり | 743Mbps | 412Mbps | マンション6階・有線LAN・平日21時 |
| ドコモ光 | 612Mbps | 380Mbps | マンション3階・Wi-Fi 5・平日19時 |
| ソフトバンク光 | 580Mbps | 310Mbps | 戸建て1階・有線LAN・平日22時 |
| フレッツ光 | 520Mbps | 290Mbps | マンション5階・OCN・Wi-Fi 6 |
| Biglobe光 | 490Mbps | 260Mbps | 戸建て1階・有線LAN・平日20時 |
NURO光が下り897Mbps・上り540Mbpsと頭一つ抜けた数値を記録しています。NURO光は自社回線(So-net回線)を利用しており、NTT回線を間借りする他社とは構造的に異なります。これが速度差の根本的な理由です。速度にこだわる方にとって、NURO光への乗り換えは最も効果的な選択肢と言えます。
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乗り換えで速度が上がるケース・上がらないケース
乗り換えれば必ず速くなるわけではありません。速度改善が期待できるケースと、乗り換えても改善が見込めないケースを整理しておきます。
- 速度が上がりやすいケース①:フレッツ光からNURO光へ
- NTT回線を使うフレッツ光はプロバイダの混雑に左右されやすく、ピーク時に速度が落ちます。NURO光は自社回線のため混雑の影響を受けにくく、実測差が377Mbps以上になることがあります。
- 速度が上がりやすいケース②:格安プロバイダからの乗り換え
- OCNやBiglobe光など割安なプロバイダは、回線品質よりコストを優先しているケースがあります。同じNTT回線でも、品質の高いプロバイダに変えるだけで速度が改善することがあります。
- 速度が上がりにくいケース①:端末や宅内環境が原因の場合
- 古いルーター(Wi-Fi 4以前)や古いPCのNICが速度のボトルネックになっているケースでは、回線を変えても速度は変わりません。まず端末側を確認することが先決です。
- 速度が上がりにくいケース②:マンション共用型回線の場合
- マンション全体で1本の回線を共有するVDSL方式では、理論値が100Mbpsに制限されます。この場合は回線を変えても大幅な改善は難しく、戸建てへの転居後に光回線を引き直すのが根本解決です。
乗り換え前に確認すべき3つのポイント
乗り換えに失敗するパターンのほとんどは、事前確認の不足が原因です。違約金や工事対応エリアを見落として後悔しないよう、以下の3点を必ず確認してください。
- ✓現在の契約に違約金が発生するか(2年契約の場合は1〜2万円程度が相場)
- ✓乗り換え先のエリアに対応しているか(NURO光は一部エリア外あり)
- ✓マンションの場合、管理組合の工事許可が得られるか
編集部より
編集部がNURO光を実際に申し込んだところ、申し込みから開通まで14日間でした。工事は午前中に約2時間で完了し、屋外工事・屋内工事ともに作業員の対応は丁寧でした。開通直後から速度が安定しており、動画視聴やオンラインゲームで遅延を感じた場面は一度もありません。なお、解約手続きはほぼすべての事業者で電話のみ対応のため、平日昼間に時間を確保しておく必要があります。
乗り換えの手順
- 1現在の契約内容・違約金を確認するマイページまたは電話で契約満了日と解約金の有無を確認します。2年契約の解約金は1〜2万円程度が相場のため、契約満了月を狙った乗り換えがベストです。
- 2乗り換え先のエリア・プランを選ぶ速度重視ならNURO光、スマホとのセット割重視ならauひかりやドコモ光が候補になります。公式サイトのエリア検索で提供エリアを確認してから申し込みます。
- 3新回線を申し込む新回線の申し込み後、開通工事の日程を確定させます。マンションの場合は管理組合の許可が必要なこともあるため、早めに確認しておきましょう。
- 4新回線の開通確認後、旧回線を解約する二重払いを避けるため、新回線の開通を確認してから旧回線の解約を申し込みます。解約は電話対応のみの場合がほとんどなので、平日昼間に連絡できる日を選びます。
速度改善の根本解決は回線そのものを変えること
ルーターの再起動やDNS変更といった設定面の改善で速度が上がることもありますが、それで解決しない場合は回線自体を変えることが唯一の根本解決です。特にフレッツ光やBiglobe光を使っていてピーク時の遅さに悩んでいる方は、自社回線を持つNURO光への乗り換えを検討する価値があります。実測で897Mbpsを記録した安定感は、設定の工夫では到達できない領域です。
速度・安定性・開通の早さを総合的に重視する方には、以下の順番で乗り換えを検討することをおすすめします。
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まとめ:乗り換えで速度を上げるなら回線選びが全て
光回線の乗り換えで速度が上がるかどうかは、どの回線からどの回線へ移るかで決まります。フレッツ光・Biglobe光などNTT回線ベースの回線から、自社回線を持つNURO光へ乗り換えるケースでは、実測ベースで300〜400Mbps以上の改善が見込めます。一方、端末側の問題やVDSL方式のマンション環境では、乗り換えだけでは解決しないケースもあります。まず自分の環境を確認し、原因が回線にあると判断できたら、積極的に乗り換えを検討してみてください。
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ネットえらびナビ編集部
光回線の調査・比較を専門とする編集チーム。実際に各サービスへの申し込み・速度計測・問い合わせ検証を行い、リアルな体験に基づいた情報を発信しています。監修にはインターネット回線業界10年以上の専門家が参加しています。
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